愛の深い人

2014-08-22

file0001631139553「私は両親に十分に愛されて育ったと思います」

「親子関係は良好で、何も問題はありません」

そう話される方は、とても親思いの愛の深い人です。

この方の信念は、愛されて育ったということは、

私は何も傷つかなかったということだ
というものです。

「傷ひとつない自分」であることが、「両親の愛の証明」です。

同時に、その方自身の「両親への愛の証明」でもあります。

少しでも「自分が傷ついた」という事実があったら、

それはまるで両親への裏切りのように感じてしまうのです。

しかし私たちは、まったく傷つかずに大人になるなんて、ある意味不可能なことです。

つまり、誰でも大人になる過程で、親子関係に多少なりとも傷ついてきたはずなのです。

私は愛されて育った=何も傷つかなかった

私は愛されて育った=しかし傷ついたこともあった

この二つの文章を読んで、どう感じるでしょうか?

どちらがより真実に近い感じがするでしょうか?

あなたが両親に愛されたこと。それは事実です。

あなたが両親を愛したこと。それも事実です。

そして、「あなたは親子関係で傷ついたこともあった」それもきっと事実です。

そこに愛があっても、人は傷つくことがあるのです。

「傷つく」という言葉が悪いのかもしれません。

小さい頃、「寂しい」って感じたことはありませんか?

「悲しい」って感じたことは?「イヤだ、辛い」って思ったことは?

「わかってもらえないんだ」って感じたことは?

そう感じていた小さなあなたは、

インナーチャイルドとなって、あなたの中に今もひとりで居るのです。

あなたは、両親への愛を証明するために、その子の存在を無かったことにしてはいませんか?

「辛かった、寂しかった」って言ってもいいんです。

それを認めたからって、「あなたの両親への愛」はこれっぽっちも傷つきません。

どうぞ誇りを持ってください。あなたは誰よりも愛の深い人なのですから。

そしてひとりぼっちで待っているインナーチャイルドも、あなたの愛でどうぞ救ってあげて下さい。


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