マイチャイルド

2014-08-22

わが子への親の想い

あなたの子は何があっても、どんなことをやらかしても、やっぱり我が子。

やっぱりかけがえのない、愛する子ども。

反抗したって、万引きしたって、口を利かなくたって、

「うるさい」って言われたって、抱きしめようとして振り払われたって。

そして・・・、たとえ恨まれたとしても、あなたは『親』であることをやめない(やめられない)でしょう。

カウンセリングで学びながら、子育て奮闘中のお母さんは言います。

「でも、どうして私の母はそんなふうに私を愛してくれなかったんだろう・・・?と、考えてしまうんです」

その方だって分かっています。

自分の母親は育ちが複雑で、親の愛を知らずに育ったことや、

不器用な性格で、今も愛情表現が苦手だってことを。

それでも、「どうして?」って問うてしまう気持ち、よくわかります。

そんなクライアントさんへ、私は言います。

「あなたは今、自分のお子さんに惜しみない愛情を注いでいるんですよね。お母さんよりもずっと、上手に愛してあげられているかもしれませんね」

「でも、あなたのお子さんも成長していくどこかの過程で “私は親(あなた)に愛されていないんだ” と、感じることは、必ずあると思いますよ」と。

“愛されてない”と感じる、 愛の誤解

子供に「愛されてない」と思われる。

それはどんなお母さんにとっても心外でしょう。

しかし「親に愛されなかった」と感じて育った子供の側にとっては、

それもまた心外なことだと思います。

母親は「愛している」と言い、子供は「愛されなかった」と言う。

この食い違いはどうして起こるのでしょうか?

まずあなたは、自分とお子さんはたとえ血がつながっていても、

違う心を持った別々の人間である、という認識を持てているでしょうか。

「その人の感じ方・傷つき方・愛し方」は、

それぞれの性格のタイプによって、実は全く違ってきます。

ですから、その子の世界観で受け取ったものが、

あなたの世界観と全く同じということはありえないのです。

あなたが愛情として表現したものも、あなた独自の世界観から出たものであり、

子供は子供の独自の世界観を通してそれを解釈します。

だから、あなたの意図どおりには伝わらないことも多々あるのです。

そうして、なんらかの誤解、なんらかのタイミングのずれ、

なんらかの影響などで、「お母さんは私を分かってくれてないんだ」

って子供が感じることだってあるんです。

けれども、子供が傷つくこと、反抗することなどを極端に恐れないで下さい。

それは自然なことです。

成長していくとき、誰でもが通る道だからです。

私たちもそうやって、大人になってきたのですから。

でも、あなたのよかれと思っての言動が、我が子と食い違ったからといって、

それが即『愛していないからだ』なんて、ヘンでしょう? 

なのに自信のない親は、子供に詰め寄られると足場が揺らぎます。

子供に恨まれているかも…、と感じると、慌てふためきます。

「どうして?こんなにあなたを想ってるのに、なぜ分かってくれないの?」と。

あるいは「きっと私が悪かったのね」「ごめんなさい、ごめんなさい」と、

ごめんねママになってしまいます。

自分を満たす~わが子から愛を吸い上げないために

子供が自分を認めて、愛してくれていたら “安心” で、そうでなければ “安心出来ない” のですか?

それは、『あなたは私を安心させるべきである』という条件付きの愛になってしまいます。

あなたは、まず自分自身を満たせるようになりましょう。

我が子が反抗期? それがなにか? 私は、あなたの母親。

どんなあなただろうと関係なく愛している。

そうやって、どっしりとしていて欲しいと思います。

確かに、親と言ってもまだまだ成長過程の人間なのですから、

子供にとってベストな親ではなかったこともあるでしょう。

あなた自身が自分のことでいっぱいいっぱいだったこともあったでしょう。

子供が傷ついた、と感じるような出来事があったのかもしれません。

そのことを申し訳なく思うのはかまいません。

それについて謝りたかったら、謝ってあげてください。

但し、あなたが謝りたいから謝るのであって、

子供が許してくれるとかくれないとかは関係ありません。

・・・でも、それは私の子供への愛がなかったからではない。

いつどんな時も、決して愛は消えたことはない。

それが『真実』だったのだ!と、あなたが自分を信頼してください。

子供は「なんだ、あれは私が愛されてないからじゃなかったんだ…」と、

感じ取って、愛には様々なカタチがあるんだなぁ、ということを学んでいけばいいのです。

どんな子供でも、どんな私でも、そこに間違いなくある『愛』。

それを、あなたが疑うから、子どもが不安になるのです。

インナーチャイルドとの和解

それから今、インナーチャイルドワークをしているクライアントさんたちへ。

あなたは今、自分自身の母親になろうとしています。

あなたのインナーチャイルドは、とても傷ついて、心を閉ざしているかもしれません。

もう二度と、誰も信じたりしないって、決めているのかもしれません。

幼い頃、あなたは『最大の味方であるはずの両親から裏切られた

(または見捨てられた、拒絶された、侮辱された、不当に扱われた・・・など)』からです。

いえ、正確に言うと “そう感じた” のです。

あなたの両親は様々な事情(多くは自分自身が両親の愛を知らずに育って来たという理由)

があって、愛の基盤の上に、人生を築いてくることが出来ませんでした。

だからこそ、我が子にどう接したら良いのか、

どうやって愛情を表現するのかが、分からなかったのです。

腫れ物に触るようにあなたを育てたかもしれないし、

自分が過去扱われたようにあなたを扱ったのかもしれません。

そして、そんな両親を、怯えた目で見上げる小さなあなたの目が怖くて・・・、

目を逸らしてしまったのかもしれません。

そんな両親を見て、あなたは自分を責めたのです。

私がお父さん、お母さんを苦しめている・・・、と。

だから愛を求めることを諦めるしかなかった。

それしか生き延びる手段がなかったから、

「愛情なんていらない」「1人で生きて行く」そう決心したのでしょう。

幼い頃にそう決意した人は、心から人を信じることが出来ません。

それ以上に、『自分』を信じることが出来ません。

なぜって、自分の心にウソをついて誰かの機嫌を取ったり、

自分の欲求を拒絶して誰かの欲求を満たしたり、

自分を貶めることで誰かに認めてもらおうとしたり、

自分の権利を踏みにじったりしてきてしまったのですから。

でも今、あなたは自分の『親』になると決意しました。

どんなに恨まれても、抵抗されても、揺るぎなくそこに居続けて、

変わらぬ愛を注ぎ続けることでしか、

『自分(インナーチャイルド)の信頼』を取り返すことは出来ません。

(ここで、ごめんねママにならないでくださいね!)

初めは背中を向けているインナーチャイルドも、

あなたがそこに居る気配は感じています。

あなたの決意を感じています。

『振り向くのが怖い』

『信じるのは怖い』

その怖さを一番良く理解しているのは、あなた自身です。

だから、待ってあげて下さい。時間が必要なのです。

その子が、本当は泣き出したいほど求めている『愛』を携えて、そこにい続けて下さい。

「ずっとひとりぼっちにして、ごめんね」

「寂しかったよね、辛かったよね」

「ごめんね、もう1人になんかしないから」

「ずっと一緒にいるから」

そう、声をかけてあげてください。

涙が出てきたら、それはその子(あなた)がずーっと我慢していた涙です。

抱きしめて、一緒に泣いて下さい。

このプロセスをきちんと通り抜けることで、自分と和解するのです。

もう一度、『自分を信じられるようになる』のです。

『自分を信じる』=『自信』

『自分を信じる』=『自信』です。

自信がある状態というのは、『自分が自分を裏切らない』って信頼出来ていることなのです。

ここでまたパンドラのフタを閉めて、その子を閉じ込めたりしないでくださいね。

パンドラのフタを開けることは、あなたの心に光を射し込むこと。

そこにいるのは、小さな子供のあなた。

お母さんに抱きしめて欲しいと願っている、小さな○○ちゃんです。

あなたを今も待っている、愛しい子、愛しいあなたです。

自分の心にウソをついて誰かの機嫌を取るのはやめましょう。

自分の欲求を拒絶して、そのかわり誰かの欲求を満たすのをやめましょう。

自分を貶めることで誰かに認めてもらおうとしなくても大丈夫です。

自分の権利を大切に、しあわせを感じられるようにいつも守ってあげましょう。

「今までずっと、ごめんね、私」私を嫌って、大切にしなくてごめんね・・・。

本当は一番大切で、愛しい私。

今まで頑張って生きて来てくれて、ありがとう。ありがとう。


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