パートナーシップの冬

2014-08-10

パートナーシップの四季~春

映画「ノッティングヒルの恋人」の中から、私の大好きな1シーンです。

傷ついた主人公がノッテイングヒルの通りを歩いています。街も人もそれぞれの人生を送っている中、彼は寂しさを抱えて1人歩いています。季節は春から夏へ、そして木枯らしの秋からすべてが凍えたような冬へと移り変わっていきます。

実は、パートナーシップにも四季があるということをご存知でしょうか? 

まずは出会い~これは『春』に当たります。新緑がまぶしい季節です。蕾が膨らんでいき、これから温かい季節を迎える期待感に溢れています。

恋をすると「春が来た」って言いますよね。まさに人生の春! 恋人になりそうな気配、あるいは気持ちを確かめあったばかりの二人は、春爛漫な状態です。多少のことは気になりません。相手のステキなところを想って、胸はいっぱいなのです。

パートナーシップの四季~夏から秋へ

更にヒートアップするのが『夏』 まさに熱い季節です。しかし、そのときめきも(当然ですが)やがて時間と共に落ち着いてきます。

メールの回数も減るかもしれないし、「今日は疲れたから約束は今度にして」なんてことも出てきます。それは『お互いに』かもしれないし、どちらか一方がそんな感じで、残された方が寂しさを感じながらも「嫌われないように」と我慢してしまったりすることもあるでしょう。

または、「あなたはいつもそう!」なんて、相手を責めたり、「可哀相な私」を演じて相手に罪悪感を感じさせようとしてしまったり・・・。あるいは、お互いが自分のやり方を通そうとして、熾烈な “権力争い” を展開することも。そうすると、どちらも愛情を感じにくくなってきてしまいます。

・・・心に木枯らしが吹き込む『秋』の到来です。

パートナーシップの四季~冬

(自分の思うところの)よかれと想うことで、なんとか関係を修復しようとがんばったり、相手に分かってもらおうとしたり、さんざんやってみたけれど、状況は変わらなかったとすると、「この人は運命の人じゃなかったのかも」なんて想いも出てきます。

「別れた方がいいのかなぁ・・・」

でも、1人になるのにも勇気が必要です。そして、何となく惰性で関係を続けているような感じになってしまいます。「私はこの人を本当に好きなのかな?」いつからか、自分の愛情にも自信が持てなくなってきてしまいます。

ここまで来ると、パートナーシップは『冬』のまっただ中です。ハートは冷たい雪の下に埋もれてしまったかのようです。

すべての関係性に四季はある

これは、カップルさんだけではありません。夫婦でも、職場でも、あらゆる関係性に適用出来る話です。

新しい職場に入った時、期待に胸がドキドキします。「ここでは上手く出来るように頑張ろう」とか、「この上司はとても感じのいい人だ」なんて。周りも新人さんにはやさしく仕事を教えてくれます。

でも、3ヶ月~半年もすれば、戦力として扱われますよね。「いい加減仕事覚えてね」なんて言われてしまって傷ついたりします。すると、初めはやさしそうに見えた上司も、楽しい職場も、だんだんと行くのがイヤになってきたり・・・。

そうして、上司のグチを言いあったり、他の仕事を探そうかな~なんて思ったりしながらも、「でもすぐに代わりの仕事はないし」と惰性で働き続けるような状態。そう、あなたと職場の関係性に『冬』が来たのです。

夫婦も同じです。もし別れて自由になったら・・・なんて夢想していながら、「でも離婚したら生活が出来ないから」と関係を続けているのは『冬』の状態です。

関係性はまるで死んでしまったように感じます。

冬の次には必ず春が来る!

でも、ここで言いたいのは、『冬』の次には必ず『春』が来る! ってこと。だって今まで春が来なかった年はないでしょう?(笑)

今、関係性の『冬』にいる人には想像も出来ないかもしれませんが、本当なのです。

カウンセリングに来るお客様は、ほとんどこの『冬』の状態にいます。そして、もう二度と関係を蘇らせることは出来ないと感じています。

でも、この動画だって最後にはまた『春』が巡ってきます。そして、物語はハッピーエンドへと動き出すのです。「それは映画だからでしょ!」はい、そう言われると思ってました☆

それでも、私は言い続けます。

必ず、春は来ます。

それから、もう一つ。

必ず、春は過ぎ、また冬も来ます、と。

冬を乗り越えるたびに成長する

『良いことがずーっと続いて、悪いことが起こらないこと』それが “しあわせ” なのだ。と、多くの人が考えています。でも、そう考えているのに(あなたにとって)悪いことが起こったら、あなたは人生を呪うでしょう。

でも、こう考えてみるのはどうでしょう? 『良いことも悪いことも起こるかもしれないけど、私はなんとか乗り越えられるだろう』と。

乗り越えるには、楽天的なマインドが必要かもしれませんし、これまでの人生経験や人脈のおかげで乗り切ることも出来るかもしれません。誰かのサポートもあると心強いですね。

問題って、必ずしも1人でなんとかしなくてはならない訳ではないんです。助けてもらっていいのです。それが得意な人っていうのも世の中にはちゃんといるものです。そしてあなたを助けたいと思っている人もちゃんといます。それも、あなたのごく近くに♪

ただ、『人生の冬』にいる人は、そのことになかなか気付けません。自分の悲しみや寂しさ、辛さが、雪のようにそれらをすべて覆い隠してしまっているからです。

雪の下には力を蓄えた球根が眠っているように、たとえ今が真冬だとしても、あなたはあなたを生かし、花開く力を秘めているのです。そのことを信じられるようになることが、この関係性を救う唯一の手だてです。

それには、凍えた心を温めることです。

人の心の温かさに触れることです。

そして「私はひとりじゃない。どんなこともなんとか乗り越えられる。大丈夫」と思えるように、自分と世間を信頼すること。この “自己信頼” を【自信】と言います。自分のハートで自家発電が出来るようになり、寒さに凍えなくなれます。

そして、ハートがいつも温かければ、冬が来ることも楽しめるようになります。冬には冬の醍醐味があります。そう、『あなたのしあわせ力を鍛えてくれる』という。

一冬越した花も木も、前の春よりも一回り大きくなっているように。

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