犠牲というドラッグ

2014-08-22

相手の機嫌が異常に気になるのが、DV被害者の特徴です。

相手の機嫌を取る為なら、どんな犠牲でも払ってしまいます。

それは対症療法的で、『なぜ私はあの人の機嫌がこれほど気になるのか?』という根本的な原因を見てはいません。

「ケンカにならないために…」その一心で頑張るあなたの気持ちはよく分かります。

でもそれは、炎症を悪化させないために、抗生物質を飲み続けるようなものです。

(そのうち炎症を抑えられなくなるでしょう)

大本を癒さなければ、また別のパートナーとも同じパワーゲームをすることになります。

ですから、あなたの犠牲が二人の関係性にどう影響しているのか、一度考えてみましょう。

「犠牲を払うことによって、パートナーのご機嫌を取る」

その繰り返しが、相手の『自分で自分の機嫌を取る力』を奪うことに気付いてください。

自分の機嫌を自分で取れなくなった相手は、あなたの犠牲なしには生きられなくなるのです。

そして「あなたを失うまい」と、必死になります(自覚はありませんが)。

そして束縛がより強化されることになります。

ドラッグ中毒のように、あなたの犠牲に中毒したパートナーは、あなたの犠牲を得るためなら、どんなことでもしてしまいます。

なぜって「苦しいから」

ドラッグが切れると、死ぬほど辛いからです。

「俺がどんなに苦しんでいるか、分かれよ!!」というセリフが出てくるのは、当然です。

それはウソじゃなくて、本当だから。

そうして、暴力(あるいは暴言)の果てに犠牲を手に入れたパートナーは、つかの間、正気を取り戻します。

そして後悔するんです。「こんなことするつもりなかった。ゴメン・・・」もう二度と手を出すまい、そう決心します(犠牲の効果が続いているうちは)。

そしてこれまでのことを償うために、今度は自分が犠牲をし始めます。優しくしなきゃ・・・と。

これがドラッグならどうするべきか、あなたにも分かるでしょう。

そう、薬を一切断つことです。

離脱症状の恐ろしさを考えても、後の人生を幸せに生きる為にはそれしかありません。


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