学校に行きたくない

2014-08-22

子供は「行きたくない」が言えなくて苦しんでいる

gakkoあのね、「学校に行きたくない」って言ってもいいんだよ。
ああその前に、「学校に行きたくない」って思ってもいいんだよ。
そう思ったからって、君が悪い子なわけじゃない…って、わかってるから。

すごくたくさんの子どもたちが、「学校に行きたくない」ってきっと思ってる。
そして同時に「そんなこと思っちゃいけない」って、自分のことを責めている。
まして、「そんなことをお父さんやお母さんに言ってはいけない!」そう思うから黙ってる。

でも、それじゃあ辛いよね。「学校に行きたくない」のは、何か(ヒト・コト・モノ)が、怖かったり、寂しかったり、辛かったり、恥ずかしかったり、難しかったり、わからなかったり、悲しかったりするから、じゃないかな?

でも、そのことを上手く大人に伝えるのはとても大変なことだと思うんだ。
大人もね、実はそういうことを受けとめるのに慣れている人はそんなにいないんだよ。
特に親って生き物は子供の「学校行きたくない」って言葉を死ぬほど恐れているからね。

だから、「気にするな」とか、「大丈夫だって!」とか、「あなたも悪いんじゃない?」なんて言われてしまうことが多くて、「ああ、わかってもらえないんだな」って諦めてしまうクセがついてしまうんだ。

でも、諦めたからって、怖い、寂しい、辛い、恥ずかしい、難しい、どうしていいかわからない・・・、そんなキモチがなくなるわけじゃないよね。

でもどうにもできない。
そんなキモチが溜まりに溜まって、どうしようもなくなった時に、頭が痛くなったり、吐き気がしたり、お腹を壊してしまったり・・・、そんな目に見える形で出てくるんだ。

あるいはどうしても我慢できなくなって、からかってきたクラスメートを突き飛ばしちゃったりするかもしれない。

行きたくないって思っていいよ

大人が大慌てになるのは、そうやって何かが起こった時。
でもそれは、君の中に「辛いキモチ」がいっぱいになっちゃってるってだけなんだ。

怒りや不安や寂しさがグチャグチャになって、君は「自分がおかしくなっちゃった」と思うかもしれないけど、そうじゃない。「学校に行きたくない」「そんなこと思っちゃいけない」「お父さんやお母さんに言ってはいけない」そう思ってがんばってきた君にこの言葉を。

あのね、「学校に行きたくない」って言ってもいいんだよ。
ああその前に、「学校に行きたくない」って思ってもいいんだよ。
そう思ったからって、君が悪い子なわけじゃない…って、わかってるから。


そしてお父さん、お母さんへ。
「学校に行きたくない」って、我が子が話してくれたなら、まずは、「そうなんだね」って言ってあげて下さい。
「あなたがそう感じているってことを、わかったよ」と。

そして静かにそのワケを聞いてあげて下さい。
決して、解決しようとしないで、ひたすら聞くだけでいいんです。

「こういうことがあって」
 そうなんだね
「こんなふうに感じて」
 うんうん
「こういうことがイヤで」
 わかるよ
「だから…行きたくなくて」
 そうだったんだね…

でも、それを言えずに黙っていたんです。
頑張っていたんです。

その子にとって、どれも重大で、些細なことではないんです。

大人になった私たちだって、自分にとってイヤな人、コト、モノはあるでしょう。
そこへワザワザ行きたくないでしょう。

でも仕事だから、大人だから、生活があるから…行かなきゃいけない。
そう思って頑張っているのと同じです。

子どもは子どもで、それ(学校へ行くこと)が仕事だから、子どもだから、親がそう望んでいるから…、行かなきゃいけない。「学校には行かないといけないよ」なんて、言われなくてもわかっています。

だから、お父さんお母さんだけは、「行きたくないなら行かなくてもいいんだよ」って、言ってあげる『勇気』を持って下さい(怖いと思いますが)。

親のその言葉が聞けたら、子どもは安心します。

「親が自分の気持ちを知っていてくれること」
「いざという時の逃げ場があること」
「どんな時にも親が自分の味方でいてくれること」
それ以上の励ましはないんです。



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