愚痴の上手な吐き出し方

2015-02-14

愚痴=悪いもの?

Talking girls『愚痴』は悪いもの!!と、思ってる人が多いけど、それはちょっと違うんじゃないのかなぁ…?

試しに『愚痴』の意味を調べてみました。(goo辞書)

愚痴:言ってもどうにもならないこと。

愚痴をこぼす:言ってもどうにもならないことを言って嘆く。「友人に―・す」

ふむふむ。なるほど。

世の中には、言ってもどうにもならないことが確かにいっぱいあります。日々、そういう人やモノや事に遭遇することを、避けることはできません。それらは、私たちの心に刺激を与え、刺激を受けた心は『快・不快』を感じます。この『不快』な感情が、愚痴のモトになるんですね。

お水(刺激)を飲めば、オシッコ(感情)が作られる!?

実は『愚痴を言いたくなる』というのは、人間として自然な反応です。

『不快』な感情を、心の外に出したくなるのです。

感情っていうのは、『お水を飲んだらオシッコが出る』のと同じで、お水(刺激)を飲めば、オシッコ(感情)が作られるように出来ているんですよ。そして、出せばスッキリするわけです。だけど、『良い成分は出していいけど、悪い成分は出してはならない!』なんて無理でしょう? と、言うよりも、『不快な成分(愚痴)』ほどちゃんと出してあげなくちゃ、心が尿毒症になっちゃいます!

問題は『尿意を感じること』(愚痴を言いたくなること)ではなくて、その出し方(処理方法)なんです。『愚痴』がこれほど嫌われるのは、『その出し方が適切じゃない人』を見てきたから…と思われます。だってところ構わずオシッコしちゃう人なんかいたら、しかも他人にぶちまける人なんかいたら、そりゃ大迷惑に決まってます。それで『愚痴=悪いもの』という観念がまかり通っているのだと思うのです。

つまり、『T・P・O』の問題です。『出さない』ではなくて、『どう扱うか』です。

愚痴の成分は、「言ってもどうにもならないことだけれども、私は嫌だった」「猛烈に腹が立った!」「悲しかったし、辛かった」そんな感情です。あなたの心の濾過機能を使っても、残ってしまった老廃物の様な物です。これらの辛い感情を大量に溜めこんでしまったら、心が病気になるのも仕方ありません。

愚痴の上手な出し方

今日は、愚痴の上手な出し方を書いてみましょう。

girls take2まず、

『これから話すことは私の愚痴である』

『愚痴とは、感情の老廃物である』

『老廃物は外に出さなければ、心身に良くない』

『出すには、聞き手としての友人の助けが必要である』

ということを、しっかり認識してください。

実は、『この認識なしに誰彼かまわず捕まえて、ズルズル・だらだらと愚痴をこぼす人』がいるからこそ、私たちは『愚痴=悪いもの』と思ってしまっているんですよね。

しっかり認識したら、助けを求める相手を選びます。

友達の顔が浮かんだ人が多いでしょう。

次に、礼儀正しく「これば私の愚痴なんだけど、ちょっと聞いてもらえるかな?」とお願いします。あくまでも『お願い』ですから、相手の事情によっては「ノー」かもしれない、ということを踏まえて頼んでみてください。「いいよ」と言ってもらえたらラッキー! 感謝の気持ちをちゃんと伝えてくださいね。

そして次に、時間を決めてください。「1時間くらい大丈夫?」とか、この話題に使える時間をお互いが認識することです。ズルズル・だらだら何時間も話し続けるのは、『適切でない出し方』であり、相手にも迷惑です。そうやって誰かの愚痴を聞いて、ドッと疲れたことがあるでしょう?

それから、「言ってもどうにもならないことなんだけど、ただうんうんって聞いてもらえるだけでいいの。アドバイスも何もいらないから…」と、どのように聞いてもらいたいのかを、明確に伝えます。でないと、多くの人は「答えを求められている」と無意識に思ってしまい、「こうしてみたら?」「あなたも悪かったのでは?」などと、ついアドバイスをしてしまいがちですから。

さて、以上で愚痴を吐き出す準備ができました。

約束の時間を超えないように気をつけて、愚痴を聞いてもらってください。時間になったら、「聞いてくれてありがとう」と心から相手に感謝を伝えるのを忘れずに。あなたの感謝がちゃんと伝われば、相手も「よかった、役に立てた」と、満足します。

いつかはあなたが相手の愚痴聞き役を引き受けることもあるでしょう。人生は持ちつ持たれつですから、辛い時には助けてもらっていいんですよ♪

さて、「え〜こんな手順を踏むの?面倒くさい!」と思った人もいるかもしれませんね。

でもね、愚痴を聞いてくれる相手がいるというのは、当たり前ではありません。

とても幸運なことです。

あなたが「友達なんだから、愚痴を聞いてくれて当たり前」とか「彼氏なんだから、愚痴くらい聞いてくれてもいいでしょう?」って思っているなら、オシッコをぶちまける非常識な人になっている恐れがあります。

『聞き手に選ばれた人』へ

最後に、『聞き手に選ばれた人』の心構えを。

あなたは『選ばれる』ことの多い人、なのかもしれませんね。それはきっと、あなたの優しさを皆が察知するからでしょう。でも、聞き役というのは実はエネルギーを使うものです。特に「なんとかしてこの人を救ってあげなければ!」と気負えば気負うほど。

愚痴の聞き手は、実は何もする必要がありません。話し手がそれを言葉にして吐き出すのを、ただ優しく見守っていればいいだけです。愚痴の内容を良いとか悪いとかジャッジしないでください。(心の中でもね)それは老廃物ですから、ただ、話し手の心から外に出せば済むのです。

それが辛そうに見えたとしても、出し切ってしまえば必ず、話し手は始めよりも気分が良くなります。あなたが心配しなくても大丈夫です。T・P・Oをわきまえてさえいれば、愚痴を毛嫌いすることはありません♪

関連記事:奪わない


Copyright© 2014 LIGHTHOUSE カウンセリングルーム All Rights Reserved.